SNSで承認欲求を解消しようとする飢えた人々
このブログで再三に渡って発信してきたこと。
それは、センスのないドヤの承認欲求についてだ。
特にフォロワーが無駄にイイネをすることで、
本人が自身のセンスのなさに気づけずにいる。
これが特にインスタグラムで見られる諸悪の根源である。
筆者は革靴を毎日投稿している輩、イタリアンファッションを
毎日投稿している輩に顕著に見られる傾向であると分析している。
本来はエグゼクティブ層が愛用するクラスの品々。
ところが日本では中流、いや中の下ぐらいの輩が背伸びしてのドヤである。
代表的なブランドは、革靴でいえば
クロケット&ジョーンズCrockett&Jones、
オールデンALDEN、
パラブーツParaboot、
JMウェストンJ.M.WESTON、
ジョンロブJohnLobb、
エドワードグリーンEDWARD GREEN、
チャーチChurch、
チーニーCheaney、
などである。
アパレルでは、
ラルディーニLARDINI、
タリアトーレTAGLIATORE、
チンクワンタCINQUANTA、
ジャブス アルキヴィオgiabsarchivio、
ジェルマーノGERMANO、
ベルウィッチBERWICH、
などだろう。
これらをこれ見よがしに着用し、ドヤスタグラムである。
痛い。
痛すぎる。
上記ブランドでも一部は歴史があり一流だ。
だが、一部は日本のセレクトショップやバイヤーが
なんだかんだと理屈をつけて一流に見せて販売しているに過ぎない。
そうした背景や歴史、カルチャーを理解せずにセレクトショップで購入した
=
オシャレ・最先端
というなんとも阿保な図式で着用しドヤスタグラムしていることを
もっと日本人は憂うべきなのだ。
筆者はもう何年もこの日本が世界に対して垂れ流す恥について警鐘を鳴らしている。
今日もSNSを開けばセンスの欠片も感じられないドヤで画面は埋め尽くされる。
なんとも悲しい日本の「恥」というカルチャーである。